鉄・ラクトフェリンQ&A
2004.8.24

ラクトフェリンの鉄可溶化特性とその利用
−平成16年度日本酪農科学シンポジウムにて発表−

 雪印乳業株式会社技術研究所は、乳に含まれる鉄結合タンパク質“ラクトフェリン”に多量の鉄イオンを溶解できる特性を見出し、食品に応用いたしました。
 この研究成果について、9月8日に日本大学生物資源科学部で開催される「日本酪農科学シンポジウム」で発表いたします。

1)研究発表タイトル
ラクトフェリンの鉄可溶化特性とその利用
2)発表者
雪印乳業株式会社技術研究所 筧 裕司、内田俊昭、川上 浩
3)発表の要約
●一般的な食品用鉄素材は、鉄が吸収される消化管内や中性領域の食品中では、その溶解性が低下してしまうことが知られています。弊社は、こうした中性条件においてもラクトフェリン1分子あたり70分子以上の鉄を溶解できることを明らかにしました。
●こうして得られるラクトフェリン可溶化鉄(以下、鉄ラクトフェリン)のヘモグロビン回復率やヘモグロビン再生効率は、鉄吸収率が高いといわれている硫酸第一鉄やクエン酸第一鉄に比べてもさらに高いことが分かりました。
●また、一般的な鉄素材を大量摂取すると、胃のむかつきなどの副作用がみられたり、鉄特有の不快な風味が生じることがありますが、鉄ラクトフェリンでは、胃粘膜への影響がまったく認められず、鉄特有の風味もありませんでした。
●以上のことから、鉄ラクトフェリンは、生体利用性、安全性、風味適性など、食品素材として求められる様々な点で優れており、食品への応用が期待されます。
4)会場
 日本大学生物資源科学部
 〒252-8510 神奈川県藤沢市亀井野1866
以上

本件に関するお問い合わせは
雪印乳業(株) パブリックコミュニケーション室
Tel : 03-3226-2124


(C) Copyright: Snow Brand Milk Products Co.,Ltd. All rights reserved.